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    <title>リナポタ</title>
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    <link>http://eileenpotter.zoku-sei.com/</link>
    <language>ja</language>
    <copyright>Copyright (C) NINJATOOLS ALL RIGHTS RESERVED.</copyright>

    <item>
      <title>0-4</title>
      <description>アイリーンが次に目を覚ましたのは、どこかマグルの家らしき玄関の前だった。隣ではハリーが眠っている。そういえばリリーにはマグルの姉妹がいた気がする。しかし何故母親の方に？ ポッター家はそれなりに親戚がいたはずだ。知り合いならば既にハリーが魔力を発現させていることは知っているだろう、マグルの家に預けるなど正気の沙汰ではない。アイリーンは唇を噛んだ。セブルスとてかなり多くの魔力を有していた。魔法が使えない者のところに魔力を有した子どもを放り込むとろくなことがないのはわかっている。息子に対する対応が最悪にも過ぎた前世を思い出してまたもアイリーンは落ち込んだ。&lt;br /&gt;
落ち込んだところで、ふと自分に保温呪文がかけられていることに気づいた。そういえば今は10月であった。毛布一枚で幼子を外に放置するのはそれこそ正気の沙汰ではない。一応アイリーンとハリーを置き去りにした魔法使いには良心があったようだ。&lt;br /&gt;
そこまで考えて、アイリーンはやっと闇の帝王のことについて考え出した。なぜ彼が襲ってきたのか。どうせ幼子には理解できないだろうと防音呪文もかけられていない無防備な会話だったから、アイリーンは知っている。誰が秘密の守人だったのか。ピーターを秘密の守人にするという話を確かに聞いたし、秘密の守人にする際の儀式も聞いている。&lt;br /&gt;
ならば、彼が、ピーターが裏切ったのか。アイリーンはぎゅっと手を握りしめた。優しく笑って抱き上げてくれたのを知っているだけに、そんなことは考えたくもなかった。ピーターが裏切っているはずがない。でも、それなら、何故闇の帝王は襲ってきた？ 疑問がぐるぐると頭の中で渦巻く。何を信じればいいのかわからない。&lt;br /&gt;
そもそも、ここに置き去りにしたのは誰なのか。丸一日眠っていたはずもないから、セブルスが出ていったあと、誰かが来てここに送り届けたはずだ。そんなに早く情報を得てポッター家に来たのは誰だ？ &amp;hellip;&amp;hellip;誰か、そう、ピーターかもしれない。彼が裏切っていたのだとすればあの時チャイムをならしたのはピーターで、恐らく無防備に父が玄関を開けたのもわかる。&lt;br /&gt;
一体何を信じれば良いのか。わからないことが多すぎる。&lt;br /&gt;
思考が行き詰まった時、ガチャリと玄関の開く音がした。&lt;br /&gt;
「&amp;hellip;&amp;hellip;っ、赤ん坊&amp;hellip;&amp;hellip;？ 」&lt;br /&gt;
見下ろした女性の顔が青くなる。それはそうだ、赤ん坊がいきなり玄関の前に捨てられていたらそうなる。アイリーンは女性を見つめた。まさか、と彼女が息をのむ。&lt;br /&gt;
「リリー&amp;hellip;&amp;hellip;？ 」&lt;br /&gt;
信じたくない、信じられないという思いがこめられていた。崩れ落ちるようにバスケットの隣に腰を下ろした彼女は何かに気づいたようにバスケットの中に手を伸ばす。アイリーンが気づかなかった紙切れが入っていたようだ。それを読んだ女性が唇を戦慄かせ、ハリーとアイリーンを見る。&lt;br /&gt;
「&amp;hellip;&amp;hellip;ええ、あなたたちには、何の罪もありませんとも&amp;hellip;&amp;hellip;。」&lt;br /&gt;
苦しみに責め苛まれたような声音にアイリーンは眉を下げ、女性の頬に手を伸ばした。これで慰めになるのかはわからない。&lt;br /&gt;
「&amp;hellip;&amp;hellip;アイリーン。」&lt;br /&gt;
紡がれた言葉にアイリーンは泣きたくなった。彼女が魔女ではないのはわかる。マグルだとわかる。こんなに慈しむような視線を向けられるのは苦しかった。どうかそんな視線を向けるのはハリーだけでいいから、と思うのに彼女の瞳の奥にせめぎあう感情が見えるから手を引っ込めることもできない。マグルと魔法使いの子どもの共存なんて夢物語だと知っているくせに、己は何を夢見ているのか。&lt;br /&gt;
一刻も早く、ハリーに目を覚ましてほしかった。</description> 
      <link>http://eileenpotter.zoku-sei.com/eileenpotter0/0-4</link> 
    </item>
    <item>
      <title>0-3</title>
      <description>一年と三ヶ月は、アイリーンにとって天国であり地獄であった。親に愛されることに対する、喜びと後ろめたさ。後者の方がどうしても勝ってしまうのだ。&lt;br /&gt;
それでも一歳の幼子が親と距離を置くことなどできようはずもない。アイリーンはぼんやりと宙を見つめた。ハリーは理解できていないだろうが、中身が子どものアイリーンは知っていた。親が子どもたちが理解できないと思って話している内容を知っていた。予言によって、アイリーンとハリーは狙われているのだということを。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;strong&gt;闇の帝王を打ち破る力を持った者たちが近づいている&amp;hellip;&amp;hellip;七つ目の月が死ぬとき、帝王に三度抗った者たちに生まれる&amp;hellip;&amp;hellip;&lt;br /&gt;
&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
アイリーンが知っているのは、それだけだ。それでも、生まれたときから魔法界で育った生粋の魔法族であるアイリーンは予言がどれだけ重いものか知っている。&lt;br /&gt;
7/31、七つ目の月が死ぬときに生まれた子どもでありながらも、そのせいで闇の勢力に追われながらも今生の両親は双子を手放さなかった。その愛情深さはアイリーンを苦しめている。自分と比べざるを得ないから。&lt;br /&gt;
玄関の呼び鈴が鳴ったのが、気配でわかった。誰だろう、シリウスだろうか。親友の面影を残す今生での父親の友を思い浮かべたところで、アイリーンはびくりと肩を震わせた。&lt;br /&gt;
「アバダ・ケダブラ！ 」&lt;br /&gt;
緑の閃光が目に浮かぶようだった。アイリーンは死の呪文を知っている。じわり、じわりと闇に染められつつあったスリザリンで、死の呪文を目にしたことがない上級生など果たしていただろうか。三つ年下のアントニン・ドロホフなど、在学中から死の呪文を操っていた。アイリーンとて操れるが、打って気分のいいものではない。&lt;br /&gt;
階段を駆け上がってくる足音は一人分だった。嫌な予感がしてアイリーンは隣のベビーベッドに飛び込んでハリーを抱きしめる。もしかしたら、両親のどちらかがあの呪文で死んだのではないか。&lt;br /&gt;
そんな思いを隠せなかった。時間がひどくゆっくりと進んでいる。&lt;br /&gt;
「&amp;hellip;&amp;hellip;リーナ？ 」&lt;br /&gt;
ハリーも不穏な空気を感じ取ったようでアイリーンにしがみついてくる。ぎゅっとハリーを抱きしめながら、アイリーンは息をのんだ。子ども部屋に大人用の杖はない。使えるものはない。それならば、杖なし無言を使うべきか。心を閉ざした状態での無言呪文でなければ不意打ちにはまったく役に立たない。&lt;br /&gt;
「リーナ、ハリー！ 」&lt;br /&gt;
ひどく憔悴したリリーの声が聞こえた。ふたりのベビーベッドを覗きこみ、何かを早口で囁く。&lt;br /&gt;
「ーーー&amp;hellip;&amp;hellip;&amp;hellip;&amp;hellip;。リーナ、ハリー、愛してるわ。」&lt;br /&gt;
「ママ！ 」&lt;br /&gt;
アイリーンの顔が蒼白になる。知っていた。リリーが唱えた呪文を知っていた。微かな声で一部しか聞き取れなかったが、間違いない。死に際して、最短に特化された呪文。命と引き換えにするがゆえに強力な効力を持つ呪文。純血貴族の間では、自己犠牲の呪文と呼ばれるものだ。命と引き換えに、強力な効力をもって何かを願う。リリーは、この場で死ぬ気だ。&lt;br /&gt;
母が死ぬ瞬間など見たくない。アイリーンはハリーを抱きしめたままリリーに背を向けた。そのタイミングで、誰かがはいってくる。&lt;br /&gt;
「どうか、リーナとハリーだけは&amp;hellip;&amp;hellip;。」&lt;br /&gt;
母が、子どもたちの命乞いをする声が聞こえる。愛が重たかった。ハリーだけでいいのに、息子に酷い仕打ちをしたアイリーンを守る必要などないのに。そう叫びたいのに喉がからからに乾いている。深い愛情は、責め苦でしかなかった。&lt;br /&gt;
「ーーーアバダ・ケダブラ！ 」&lt;br /&gt;
声が聞こえる。リリーの倒れる音がアイリーンの耳に入った。ハリーを庇うように闇の帝王だろう魔法使いに背を向け、いっそう弟を強く抱きしめる。&lt;br /&gt;
「アバダ・ケダブラ！ 」&lt;br /&gt;
心の中で唱えかけた呪文が作動する前に緑の閃光がアイリーンを貫いた。&lt;br /&gt;
ーーー貫いた、はずなのに。&lt;br /&gt;
「生きてる&amp;hellip;&amp;hellip;？ 」&lt;br /&gt;
アイリーンはおそるおそる振り返った。黒い靄のような何かが逃げていくのが見えた。&lt;br /&gt;
「リーナ？ 」&lt;br /&gt;
また、舌ったらずに名を呼ばれる。アイリーンはハリーを抱きしめた。&lt;br /&gt;
「&amp;hellip;&amp;hellip;ステューピファイ。」&lt;br /&gt;
杖なし呪文はすぐに作動した。ふらりと気を失ったハリーを抱き、額に傷があるのを見つける。ふと思いついてアクシオと呟けば、鏡にアイリーンのうなじの稲妻型の傷が見つかった。&lt;br /&gt;
「&amp;hellip;&amp;hellip;これが、命の代償。」&lt;br /&gt;
ゆっくりと呟く。この傷が、母の命と引き換えなのだ。ハリーが覚えていなくても、アイリーンだけは忘れてはならない。心の中のラベルを張って整然と並べてある思い出の中の一等大切なところにそれを分類する。アイリーンには、母の愛は、重荷にしか感じられなかった。&lt;br /&gt;
&lt;hr /&gt;しばらく呆然としていたアイリーンが現実世界に戻ってきたのは、深い慟哭を聞いてからだった。&lt;br /&gt;
この世のものとは思えないほどの悲痛な嘆きだった。そして、一瞬でわかった。その主は、アイリーンの息子だった。アイリーンの我儘のすべての代償を支払わされた男だった。&lt;br /&gt;
リリーにすがる彼の姿は、見ていられなかった。本当に、見ていられなかった。アイリーンの過ちのすべてを見せつけられているようで。でも、向き合わないのはあまりにも不誠実に過ぎる。そして、アイリーンにとってさらに救いのないことに、セブルスの閉心術は一分の隙もなかった。これだけ深い慟哭にさらされれば、開心術士であるアイリーンに何らかの形で感情が流れ込んできてもおかしくない。それなのに、内面の慟哭はまったく気配を感じさせなかった。泣きたくなるほどに完璧すぎる閉心術だった。幼い頃に、無防備な心でいられなかった証拠だ。&lt;br /&gt;
「&amp;hellip;&amp;hellip;ごめんなさい、セブルス。」&lt;br /&gt;
いくら謝っても許されることではない。受け入れられるとも思っていない。それでも、アイリーンはセブルスが去ったあとの部屋でそう呟いた。眠気が襲ってきたのか、幼子の身体は存外素直なもので、アイリーンはすぐにハリーの傍らで寝込んでしまったのだった。</description> 
      <link>http://eileenpotter.zoku-sei.com/eileenpotter0/0-3</link> 
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    <item>
      <title>0-2</title>
      <description>「りぃなぁ！ 」&lt;br /&gt;
アイリーン・プリンスがアイリーン・ポッターとして生を受けてから、一年ほどたったある日のこと。にこにこと自分に向けて手を伸ばしてくる双子の弟にアイリーンも微笑み返した。&lt;br /&gt;
「うん、ハリー。」&lt;br /&gt;
中身が大人なので舌ったらずながらもしっかり喋るアイリーンとは異なり、少しずつ言葉を覚えていくハリーを見るのは良いものだ。そして、ハリーの成長を見るたびに前世の息子を思い出して胸が痛む。覚えている、あの子の最初の一語文も二語文も。一語文は&amp;ldquo;パパ&amp;rdquo;だったし、二語文は&amp;ldquo;パパとおんなじ&amp;rdquo;。魔力が発現するまでは、とても仲の良い父子だったのに。&lt;br /&gt;
「ううぅ&amp;hellip;&amp;hellip;僕が一番に呼んでもらう予定だったのに。」&lt;br /&gt;
「うっとおしい。」&lt;br /&gt;
しっしっと父親にたいしてつれない態度をとる娘にますます彼は膝から崩れ落ちた。まったく迷惑なものだ、とアイリーンは口を尖らせてハリーの相手をすることにする。&lt;br /&gt;
愛されることには罪悪感があった。皆が皆、アイリーンを愛そうとするのだ。私は息子を守れなかった不甲斐ない母親なのに、どうして愛を受けとる資格があろうか。&lt;br /&gt;
そんな思いを抱いて父親と接するのは地獄のようだった。アイリーンの天敵であったフリーモント、今生ではなぜか祖父なんぞになっている忌々しい奴の息子。ジェームズは愛されて育った子どもで、愛し方を知っていた。それはリリーも同様に。&lt;br /&gt;
あの、忌々しいフリーモントですらも息子を愛したのだ。それがアイリーンにどれほどの自責の念を生ませるものか。&lt;br /&gt;
「りぃな？ 」&lt;br /&gt;
「&amp;hellip;&amp;hellip;何でもないわ、ハリー。」&lt;br /&gt;
「リーナ、顔色が悪いわよ。大丈夫？ 」&lt;br /&gt;
「ママ&amp;hellip;&amp;hellip;。」&lt;br /&gt;
柔らかく頭を撫でられてアイリーンは俯いた。息子の頭を最後に撫でたのはいつだろうか。浮かび上がってくるのはそんな公開ばかりで、幼い体に引きずられて涙が出そうになるのを閉心術を用いて必死でおさえる。&lt;br /&gt;
「リーナ、本当に大丈夫？ 泣きそうな顔をしているわ。」&lt;br /&gt;
「&amp;hellip;&amp;hellip;ううん、大丈夫、私は大丈夫だから、ママ。」&lt;br /&gt;
どうして、リリーのように子どもを慈しめなかったのだろう。どうして、どうして。どうして、あの子が魔力発現した時に、頭を撫でてあげられなかったのだろう。本当に、アイリーンは母親失格だ。夫しか見えていなかったなんて最低にもほどがある。&lt;br /&gt;
「リーナは賢くておとなしい子ね。でも、だから心配なの。何か困ったことがあればすぐに言いなさいね、ママはいつだってリーナの味方だから。」&lt;br /&gt;
「パパもだよ！ 」&lt;br /&gt;
「ちょっとジェームズ！乱入してこないで頂戴！ 」&lt;br /&gt;
アイリーンには眩しすぎる光景だ。いつだって味方なんだからって、リリーはアイリーンの心を抉る言葉選びが上手すぎる。それは、アイリーンがしようと思ったってできなかったことで。いや、そもそもしなかったのだ。&lt;br /&gt;
フリーモントでさえ、素直に子どもを愛せる息子を育てたのに。情けなくなって、アイリーンは泣き出したくなる。今日だけで何度目かわからないくらい、閉心術をかけ直した。</description> 
      <link>http://eileenpotter.zoku-sei.com/eileenpotter0/2</link> 
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    <item>
      <title>0-1</title>
      <description>人の死とは、こんなに呆気ないものだっただろうか。アイリーンは横たわる夫を見て顔を覆った。人の死とは、こんなにも呆気ないのか。&lt;br /&gt;
彼女はプリンス家の箱入り娘だった。箱入り娘とはいえ、休暇のたびにマグル界に遊びに行っていたのだからそこまで自由が制限されていたわけでもないが。&lt;br /&gt;
そんなアイリーンは、マグルの男と駆け落ちした。誰よりも愛する夫との生活は、幸せだった。影を落としたのは息子が魔力を発現させたときで。&lt;br /&gt;
ーーートビアス・スネイプは、記憶は消されども、捨てられども、ブラック嫡流のスクイブであったから。ブラックは、生まれた瞬間に魔力を発現させるから。生まれた息子に魔力発現が見られないことにアイリーンがどれだけ安堵したことだろう。しかし運命とは残酷で、アイリーンとトビアスの最愛だったはずの息子は魔力を発現させ、家族には溝ができた。&lt;br /&gt;
アイリーンが選んだのは、息子ではなく夫だった。悔やんでも悔やみきれないだろう、なぜ息子を守れなかったのか。アイリーンにはそれができるだけの力があったのに。学年次席の成績表なんて、何にも意味がなかった。アイリーンは家庭一つすらも守れなかったのだから。&lt;br /&gt;
「&amp;hellip;&amp;hellip;トビアス。」&lt;br /&gt;
彼はアイリーンよりも年下のはずだった。そして、まだ働き盛りのはずだった。どうして彼が先に。そこまで考えたところで思いつく。&lt;br /&gt;
息子の魔力発現は、きっと己の想像以上にトビアスを憔悴させていた。アイリーンの我儘は夫と息子を苦しめるだけに終わったのだ。&lt;br /&gt;
「&amp;hellip;&amp;hellip;っ！ 」&lt;br /&gt;
やり直したい。傲慢にも、アイリーンはそう願った。やり直したい、やり直したいのだ。でも、やり直すことなんてできるはずもない。時を遡ることは神秘部の管轄で、魔法省の深いところに秘されている。&lt;br /&gt;
でも、それでも。やり直しを、償いをーーーそう思った瞬間、アイリーンの視界は暗転した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;hr /&gt;&lt;br /&gt;
「ーーーリー、リリー、可愛い女の子だよ！ 」&lt;br /&gt;
遠くで誰かが叫んでいる。ふわり、とアイリーンの意識が覚醒した。ぼんやりと輪郭が見えるが、何がなにかはわからない。&lt;br /&gt;
「&amp;hellip;&amp;hellip;ふっ、ふぅええぇあぁ～！ 」&lt;br /&gt;
口から漏れた言葉にアイリーンは呆然とすることしかできなかった。まるっきり赤子の泣き声だ。&lt;br /&gt;
「ふふっ、こんにちは、アイリーン。あなたのママよ。」&lt;br /&gt;
翡翠の瞳に鮮やかな赤毛をした女性がアイリーンを抱き上げ、柔らかく微笑んだ。あなたのママ、という言葉にアイリーンの頭が告げる。この人はアイリーン・プリンスの母ではない。つまり、所謂、逆行とかいうものをしてしまったのだと。&lt;br /&gt;
アイリーンとしては、非常に状況を受け入れがたかった。これでも中身は50目前のいい大人なのである。今から赤ちゃん扱いなど耐えられるはずもない。&lt;br /&gt;
アイリーンは、とりあえず現実逃避がてら気絶でもすることにしたのだった。</description> 
      <link>http://eileenpotter.zoku-sei.com/eileenpotter0/0-1</link> 
    </item>
    <item>
      <title>はじめに</title>
      <description>&lt;br /&gt;
セブルス・スネイプ生存のためだけに考えた設定。彼の母親であるアイリーン・プリンスがハリーの双子の姉に転生する話です。公式とは一切関係ありません。すべては私の趣味に基づくものであり、批判は一切受け付けません。それでもよければどうぞ。</description> 
      <link>http://eileenpotter.zoku-sei.com/first/first</link> 
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